インテリアデザインの業界において、長い歴史の中でミラノサローネやメゾンエオブジェに代表される数々のトレードショーは、時代を創る大きな役割を果たしてきた。しかしながらそれらは依然として保守的な業界の体制を維持しつつ、自由な発想や若手又は小規模な優れたクリエイターの参入を拒み続けている事実も見逃せない。例えばファッション業界と比較すると格段に閉鎖された業界であろう。このような背景から生まれた新しいプラットフォーム。それがQUBIQUEであろう。

新しいインテリアデザインの発展に必要な新しいプラットフォーム。それは、単に一方的な製品展示の押し付けではなく、自由なコミュニケーションを誘発し、そして何よりも現状に飽き足らない次世代の人々にも広く開かれた世界でなければならない。QUBIQUEは、廃港となったテンペルホフ空港全体を会場として利用、従来のブースセパレーションを外し、トレードショー全体がインスタレーションとしてアート感溢れる雰囲気が漂っていた。
ドイツ、ベルリンで開催されたQUBIQUE。歴史的建造物と現代アートが混在する新しい街で開かれたこのトレードショーはまさに街を巻き込み大きなイベントとして期待されている。
会場は第二次大戦後の東西分離の象徴ともいえる旧テンペルホフ空港。この空港は、戦後、ソ連に陸路を絶たれ孤立した西ベルリンに物資や食料を投下する飛行機が発着した空港で知られる。まさに、孤立しているNEXT GENERATIONのクリエイター達にチャンスを投下する飛行機発着場であることを示唆しているようなジョーク感さえ伺える。
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